何度聴いても、体と同じように心も揺れる。そのうち部屋のカーテンも揺れだして、隙間から月の光。
あの月へ届きそうな日、大きな声で、このうたたちを歌おうと思った。 夜の海へ行けない日、ひとりぼっちの部屋で、このうたたちを聴こうと思った。